今は人生の種まき中

興味があるものから日記までなんでもありな雑記ブログ

通院している病院でシステム障害が発生!病院BCP策定はしていたのか?

f:id:suusansp:20200106202107j:plain

bsdrouin | Pixabay

 

初めての方も、何度目かの方も一瞬でもこの記事を

見に来て下さり有難う御座います。

 

昨日は月2回通院している病院へ行ってきたのですが

システム障害が発生しているとのことで、現場は大変混乱していました。

前の職場ではBCP(事業継続計画)のプロジェクトリーダーをしていたので

その観点で今回の病院側のシステム障害が発生した時の対応が

どのようなものであったかツラツラと書いていきます。

※病院の詳細までは分からないため、あくまで表面的な評価として書いています。

 

 

BCP(事業継続計画)とは?

事業継続計画(じぎょうけいぞくけいかく、英語Business continuity planning, BCP)とは、災害などの緊急事態が発生したときに、企業が損害を最小限に抑え、事業の継続や復旧を図るための計画[1][2][3]事業継続と復旧計画Business Continuity & Resiliency Planning, BCRP)とも呼ばれる。類義語としてコンティンジェンシープラン緊急時対応計画)があり、この語も非常事態が発生した場合の対応策をまとめた計画を表すが、事業継続よりも緊急時の初動計画に力点をおいている[4]

引用元:Wikipedia

BCP東日本大震災での被災より多くの企業で策定されるようになったため

災害からの早期復旧というイメージはあるが、システム障害も緊急事態であるため

これに該当している。

 

厚生労働省では、平成31年度4月1日でのBCPの策定状況について調査を行っており

 

災害拠点病院では28.8%が策定なしと回答。

 

www.mhlw.go.jp

 

病院は人間の生命を左右する大事な機関であるにも関わらず

約30%が策定なしというのは正直驚きました。

 

当時の状況<受付>

病院に入ってみると看護婦さん6~7名が立ち話をしているため

何かおかしいなと思いつつ、通常通り診察までの工程である病院のカードを

端末に読み込む機械のところに向かうとシステム障害で使用不可との貼り紙。

近くにいた案内担当の方から直接受け付けに行っていただけますかとのことだったので

受け付けにいくと慌ただしく作業に追われており、PCを操作していない

とこから察するとすべてのシステムに障害で出ているのではないかと推測。

そして書類を受け取り、精神科に行くと診察出来ないと言われ、病院内で薬を

処方するので、おくすり手帳を渡して下さいとの依頼を受けました。

この段階で推測から確信に変わりました。

電子カルテも見れないし、当然処方の履歴も見れないためにこのような対応と

なったと理解できました。

要はすべてのネットワークが使用不可となっている。

診察を受けにこられていた方には、会社に報告しなければいけないので

どうしても診察は受けたいという懇願されている方もいた。

 

 当時の状況<薬の処方>

薬は1週間分しか出ないので、また1週間後に来て下さいとのこと。

恐らく病院内でそれほどストックしていないためと思われるが

引っ越し前から通っていた病院だったので、また来るにもお金がかかってしまうため

正直困ったが、大変なのはお互い様と思い受け入れました。

なぜ薬局に行けないのかと考えてみると、恐らく正式な処方箋が無いと薬局側も

薬を出せないんだと推測。

番号表をもらい薬を受け取るため待機していると、次回の予約を受け付ける

カウンターが設置されていたが、あまり相談している人はいなかった。

(予約を重視している病院だったからかもしれない)

私自身も2回分の予約をしていたので、利用はしなかった。

ここまではよかったのだが、薬の受け渡しでトラブルが発生。

 

当時の状況<薬の受け渡し>

薬を受け取るのに1時間程待っても周りで待っている人の動きがないのである。

何番の方どうぞといった呼びかけもなく、薬剤師の方が黙々と作業をしており

陣頭を取っている人がいない悪い状況に陥っている。

しびれを切らした老人の男性がどうなっているんだと若干の怒りを表しているものの

周りにいる人は割と我慢強く静観していた。

その効果もあったのか「1番から20番の方いますか?」と呼びかける職員。

え、、、俺70番台なんだけど、、、。

一体どれくらい待たないといけないのかと思っていると

再度職員の方から「薬をお渡しできるのが2時間くらいかかります。時間が無い方は

明日以降来て下さい」と申し訳ない感じで言っていたが、毎日薬を飲んでいる人に

とっては死活問題なはずである。

激怒する人がいてもおかしくないが、「それじゃ、買い物してからくるか」と

言っている人もいて、みんな受け入れている様子。

前の会社のパワハラ上司がいたら、確実に怒鳴り散らしていると思う。。。

地域性なんだろうか、それとも病院側も大変なんだと理解しているのか。

待っていても仕方がないので、一旦病院を出て近くの喫茶店で時間をつぶして

2時間後に行き、無事薬はゲットしてきました。

 

病院側の対応について

薬の受け渡しについては少し問題があったように感じるが

その他はバタバタしていたものの、対応出来ていたように思います。

しかしながら、電子カルテなんか最重要データのはずなんだが

常にバックアップをとって、システム障害になっても閲覧できるように

出来ないものなのか?

専門家ではないので分からないが、BCPの観点からするとここが一番

重要な気はするのだけれども。。。

薬局との連携も色々な縛りがあり難しいようでもあるし。

とはいえ職員の方も仕事初めでこのようなトラブルになり、大変だったと思います。

前の会社でもそうでしたが、仕事納めとか仕事初めの時に限ってこういったトラブルが

発生するんですよね。

なぜだろう?ネットワークのアクセスが集中しているから?

 

まとめ

今回は見た出来事をツラツラと書かせていただきました。

あらゆるリスクを想定して、いざ事が起こった時に迅速に動けるように準備をし

教育・訓練を定期的に行わないと、大変な損害となってしまいます。

今回は病院でしたが、個人でも当てはまると思っています。

世の中なにが起こるか分からないですし、結局自分を信じるしかないんですよ。

まぁ偉そうな事書いてますが、まだまだ自分は未熟なのも理解しています。

 

そんな自分を受け入れ、日々アップデートしていきたいものです。

 

最後までお読みいただき、有難う御座います!!