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海外から学ぶ働き方改革~スウェーデン編~

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705847 | Pixabay

 

初めての方も、何度目かの方も一瞬でもこの記事を

見に来て下さり有難う御座います。

 

近年、労働環境の改善が活発になってきています。

2019年4月には「働き方改革関連法案」が政府より発表されました。

そもそも働き方改革とはどういったものなのでしょうか?

 

働き方改革

 

www.gov-online.go.jp

 

主な内容は

 

・時間外労働の上限規制

・有給休暇の消化義務

高度プロフェッショナル制度

同一労働同一賃金の推進

・衛生管理の強化

 

です。

 

パッと見た感じは、ブラック企業に対しての規制みたいなものに感じました。

1人1人の残業時間を減らして、非正規社員との賃金の格差を無くし

仕事が沢山残っているのに有給を無理矢理とれって、ギリギリの人数でやっている会社

に対しては意味ないのでは?

従業員に対して、効率よく働け!と言っているようなもんです。

それでは逆に従業員が余計に疲弊してしまいます。

そして休職する者や退職する者が出て、人手不足に拍車がかかる。

大手企業は若い人材を抱えこみ、中小企業は人材が集まらず困り果てている現状。

 

大手企業は既に取り組んでいるところもありますが、母数の多い中小企業は

形式上だけ取り組んでいるだけのように思います。

それでは海外はどうなのかということで今回はスウェーデンの労働環境を

取り上げみようと思います。

 

フレキシブル・ワーク

フレキシブル・ワークとは、柔軟な働き方という意味です。

スウェーデンを含む北欧では、朝7時に出社をして15時に帰るといった

フレックスな働き方が浸透しており、フレックス制度といったものがありません。

気候的な問題もありますが、就業時間内で働くのではなく、どのようにして

働くかに重点を置いているからだそうです。

日本のように9時~18時のような就業規則ではない。

また、スウェーデンの会社では月曜日から木曜日まで働いて、仕事が残った人は

そのまま金曜日は会社か自宅で働いて、仕事が終わった人は金曜日は休むといった

毎週金曜日がフレキシブル・デーという制度。

やることをやっているんだから、その分休んでもいいだろ?という考えなんですね。

要は会社という組織には属しているものの、働き方としては「個」で成果報酬型

日本も終身雇用・年功序列から成果報酬型へシフトしつつありますが、働く時間に

ついてはまだまだ柔軟ではないような気がします。

 

ジョブ・シェアリング

ジョブ・シェアリングとは、仕事を共有するという意味で

1人持っていいる100%の仕事を、50%と50%にして2人で仕事を

するという考え方です。

こちらはまだ完全には浸透していないようですが、IKEAのような大企業では

採用をしています。

日本ではまだまだ育児休暇を満足にとれず、親の介護のため離職する人が

後を絶ちません。

フルタイムで働けない状況で、少ない賃金でも働きたいという人はきっと多いはず。

また完全に趣味の方に時間を費やしたい人にとってもいい制度だと思います。

この制度をすれば企業型とすれば人材も確保できますし

労働者側もライフワークバランスを意識して働くことも可能といいことづくめ

 

サバティカル休暇

ヨーロッパでは割と定着していて、長期勤務者に与えられる長期休暇のこと。

よく「YOUは何しに日本へ」というTV番組を見るのですが、たまにこの長期休暇で

日本を縦断するしたりする外国人を見かけます。

人材流出に対応するために出来た仕組みらしいですが、組織的で勤勉な日本人には

なかなか受け入れられないかと思われます。

 

在宅勤務(リモートワーク)

この言葉はご存じの方も多いと思います。普段はオフィス勤務なのだけれども

家族が病気とかになった場合にリモートワークに切り替えることも可能なんだとか。

確かに今はクラウドがあり、遠隔地でも作業できる環境はあるので仕組み作りを

していればそれほど難しいことではないと思う。

 

まとめ

スウェーデンの働き方を知るとまだまだ日本の働き方改革は十分ではないような

気がします。

日本はまだ企業が働き方を決めていて、労働者が働き方を決められてないのが現状。

しかしながら徐々にではありますが、簡単な業務などはクラウドワークス経由で

リモートワークを依頼する企業は出てきつつあります。

でも求人数に対して圧倒的に応募人数が多い状況。

 

日本には日本のいいところは沢山ありますが、多くの会社は人材不足で疲弊しきって

いて生きづらい世の中になっています。少しでも海外の働き方を真似て

ライフ・アンド・ワークバランスを意識出来るような社会になってもらいたいと思います。

 

最後までお読みいただき、有難う御座います!