【言の葉シリーズ】捨てる神あれば拾う神あり
言の葉シリーズ第2弾
捨てる神あれば拾う神あり
世の中生きていると人間関係であったり、会社であったりに
裏切られたりすることはしょっちゅうある。
しかし一方で親切に手を差し伸べてくれる人もいるということわざ。
十数年程前に毎週月曜日に開かれる営業ミーティングが嫌で嫌で
しかたがなかった時に、体が動けなくなり連絡もいれず会社を休んで
しまったことがあった。
この時はもうどうなってもいいという思考で、布団にくるまって動けない
状態だった。
当然会社の方では、それなりの騒動になっており
上司が家にきたものの缶コーヒーだけ持ってきて
「調子はどうだ?」程度しか話さず帰っていった。
もうこの会社はダメだな、やめようかなと絶望していたところ
仲の良い同僚から「とりあえず飲みに行こう!」と誘われた。
こんな時に飲みに?と思いつつも、こんな俺でも見捨てずに励まして
くれようとする同僚に心を打たれ、翌日に出勤することが出来た。
この励ましがなければ、今どうなっていたか分からない。
他には大学受験に失敗をして、とりあえず浪人生活を始めたものの
明確なビジョンもなく過ごしていると、高校生の時の友達から
「ここの大学にこういった学部があるねんで~」と聞いた。
なんの取り留めもない会話であったが、何かひっかかるところがあり
その大学を調べ、興味を持ち出し受験をして合格した。
そこは夜間の大学だったが、親が店を再オープンするタイミングと重なり
朝と昼はそこを手伝い、夜は大学とキャンパスライフを謳歌したとはいえないが
親孝行も出来て今はよかったなと思う。
他にも色々エピソードがあるが、やっぱり思うことは
世の中考えているほど捨てたものではないなということ。
今の自分は色んな人からの支えがあり生きてこられている。
この感謝を忘れずにこれからも生きていきたい。